【卓球・東京選手権】龍崎東寅が2冠達成「ラリーになれば負ける気がしない」

国内大会取材記事
©マンティー・チダ

文・写真 マンティー・チダ

第71回東京卓球選手権大会は、駒沢体育館(世田谷区)で3月24日に男子シングルス決勝が行われ、龍崎東寅(りゅうざき・とんいん、明治大/東京)が池田忠功(リコー/東京)をゲームカウント4-1で下し、男子ダブルスと合わせて2冠を達成した。

男子ダブルス優勝後、表彰式を経て、慌ただしく男子シングルス準々決勝を迎えていた龍崎は、慌ただしいスケジュールの中でも、準々決勝から勝ち上がり、決勝で池田と顔を合わせた。

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第1ゲーム、互いに持ち味を出し合って中盤を迎える。4-5から龍崎のサーブミスで同点とした池田が、YGサーブを繰り出し連続得点。龍崎にラリーの末得点を許すが、池田はYGサーブをきっかけに3連続得点でゲームを獲得した。

第2ゲーム、2-2から今度は龍崎が得意のフォアハンドドライブで勝ち越しに成功すると、サーブで崩してフォアハンドで打っていくスタイルで5-2とする。池田に1点返されるが、その後はラリー戦に持ち込み得点を重ねた。終盤は龍崎がサーブをしっかり出して、池田のレシーブもネットにかかり、最後はチキータで得点するなど6連続得点で一気にゲームを獲得。ゲームカウントをイーブンに戻した。

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龍崎は第2ゲームを奪った勢いで、第3ゲームも序盤からフォアハンドドライブで主導権を握る。追いかける展開になった池田は、3-6から逆にラリー戦を制するようになるなど、4連続得点で7-6と逆転に成功。しかし、龍崎は息を吹き返し、フォアハンドドライブも威力を増し5連続得点で11-7とこのゲームを制し、2-1とゲームカウントでも1歩リードする。

第4ゲームに入っても、龍崎の勢いは止まらない。バックやフォアでラリー戦を優位に進めるなど、出だしから7連続得点。池田のYGサーブもしっかり拾えるようになり、11-4とあっさりゲームを奪って。ゲームカウント3-1とし王手をかける。

第5ゲームに入ると、後がない池田が龍崎に喰らいつくなど、五分五分の戦いを繰り広げるが、龍崎は得意のフォアハンドドライブで3-2とすると、それからは7連続得点で9-2と優位に進めた。このまま一気に決めるかと思われたが、池田もバックを中心に4連続得点で6-9と盛り返す。ここで龍崎ベンチはタイムアウト。気持ちを切り替えて卓球台に戻った龍崎は、フォアハンドドライブをしっかり決めて11-7とこのゲームを獲得。ゲームカウント4-1で男子シングルス優勝を決めた。

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「ダブルスも優勝できて2冠取れたのはうれしい。何か意味があるのではないか」と龍崎は喜んだ。「絶対にシングルスも優勝してやるという気持ちが強かった」と話す龍崎にシングルス決勝について伺った。

「池田さんはラリーがうまい選手。第1ゲームはラリーで取ることができなかったが、第2ゲームからサーブの配球を違うコースにしてみたり、違う回転のサーブを出したりしているうちに流れが変わった」と第2ゲームからサーブに変化をつけていた。そして、低い弾道のフォアハンドドライブが厳しいコースで決まるようになる。

「バックハンドも台の前で捌けるようになってから、得意のフォアハンドドライブが入った。最後は相手が開き直って捲ってきたので、タイムアウトを挟んで流れを変えることに集中できた。タイムアウトが生きたので良かった」と話す。

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成長した部分として「我慢」をあげた龍崎。「昔の自分だったら、ダブルス優勝した後に満足した後、シングルスですぐに負けていた。1試合ずつ我慢できてよかった」と厳しいスケジュールの中でも、2冠達成したことに満足していた。

「きわどいボールでも取れるので。ラリーになれば負ける気はしない」とラリーには絶対の自信をもつ龍崎。来季は大学日本一と全日本選手権表彰台を目標に掲げる。そして将来的にはTリーグでぜひ見てみたい。ラリーで粘りを発揮できる選手として、更にレベルアップできれば、日本代表入りも期待できるのではないだろうか。

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第71回東京卓球選手権 男子シングルス
1位 龍崎 東寅 (明治大/東京)
2位 池田 忠功 (リコー/東京)
3位 遠藤 碧人 (野田学園高/山口)
〃  五十嵐史弥 (早稲田大/東京)

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