文・写真 マンティー・チダ
協和発酵キリンが愛知工大に勝利 後藤卓也が木造勇人を下す
2019年度前期日本卓球リーグ男子は、千代田区立スポーツセンター(東京都千代田区)で24日にホームマッチが行われ、ホームの協和発酵キリンが愛知工業大学をマッチカウント3-1で開幕戦を白星とした。2番手で出場した後藤卓也が、世界選手権男子ダブルス日本代表木造勇人をストレートで下すとともに、日本リーグ初勝利を達成した。
協和発酵キリン(1勝) 3-1 愛知工業大学(1敗)
1st
平野 友樹 3-1 田原 彰悟
2nd
後藤 卓也 3-0 木造 勇人
3rd
松平 賢二 松山 祐季
平野 友樹 0-2 木造 勇人
4th
松平 賢二 3-1 松山 祐季
2ndの試合経過 後藤卓也が圧巻のストレート勝ち

©マンティー・チダ
第1ゲーム、協和発酵キリン#11後藤卓也が先手を奪う。愛知工業大学#10木造勇人のショット不調に助けられた部分もあるが、4-1で立ち上がりを制する。その後、木造がフォアハンドドライブを決めて、序盤の不調は脱したが、後藤は木造のチキータを攻略するなど3連続得点で7-4とリードを広げる。その後、10-6とゲームカウントを迎えたが、木造が後藤のミスに乗じて4連続得点で10-10として【DEUCE】に持ち込む。
お互いに得点をした後、後藤は11-11から、木造のチキータをフォアドライブで打ち抜くと、最後は自らチキータで勝負を決めて13-11として、第1ゲームを奪う。
第2ゲームも、第1ゲームの勢いそのままに後藤が出だしから優位に進めて、6-3とリードを奪う。そして、バックがさえ渡り、4連続得点で一気にゲームカウントを握る。しかし、木造もチキータ、バックドライブで意地を見せる。ここで協和発酵キリンベンチがタイムアウト。後藤は最後にチキータで11点目を奪い、11-6でゲームを連取。
第3ゲームは、木造に先手を奪われ、1-3とされるが、フォアハンドカウンターショットを鮮やかに決めると、連続加点で4-3と逆転に成功。木造に一時は逆転を許したが、7-7と同点に追いつくと、一気に連続得点。フォアフリック、バックカウンター、そしてフォアハンドドライブでラリー戦を制し、11-7でこのゲームを獲得するとともに、ゲームカウント3-0で勝利。後藤は殊勲の白星を挙げると共に、日本リーグ初勝利を達成。
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