【ノジマTリーグSTORY VOL.3】大学生たちのTリーグ(その1)

Tリーグ取材記事
©マンティー・チダ

文・写真 マンティー・チダ

ノジマTリーグ2019-20シーズンには大学生もプロに交じって参戦している。これまでの成績をまとめてみましょう。

【男子】
松山 祐季(彩たま/愛知工業大学)  シングルス0勝1敗 ダブルス1勝0敗
髙見 真己(彩たま/愛知工業大学)  シングルス0勝1敗 ダブルス1勝1敗
三部 航平(岡山/専修大学)     シングルス0勝0敗 ダブルス0勝1敗
木造 勇人(琉球/愛知工業大学)   シングルス0勝1敗 ダブルス1勝2敗

【女子】
石川 梨良(KA神奈川/青山学院大学) 出場なし
森田 彩音(名古屋/中央大学)
シングルス3勝4敗 ダブルス3勝1敗 ビクトリーマッチ1勝
山本 笙子(名古屋/中央大学)
シングルス0勝2敗 ダブルス0勝0敗
梅村 優香(名古屋/中央大学)
シングルス0勝1敗 ダブルス2勝0敗
笹尾 明日香(名古屋/早稲田大学)
シングルス1勝1敗 ダブルス0勝0敗

ここまで結果を見ると、男子はシングルスで勝利が無いことに対して、女子は森田彩音と笹尾明日香が勝利を飾っている。

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笹尾は開幕戦でストレート勝ち、森田・梅村ペアも結果を残す

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女子は、何と言ってもトップおとめピンポンズ名古屋に所属する3選手だろう。

笹尾は、初出場でカットマン相馬夢乃(日本ペイントマレッツ)に圧巻のストレート勝ちを収めた。フォアハンドドライブを得意とするが、相手が表面のラバーをバックが裏でフォアが粒高と分かると、バックサイドでつなぐことを意識していた。
「いつもと違う雰囲気でしたので、緊張はすごくしましたが、試合であまり出さないように落ち着いてやるようにしました。相手のラバーは、バックが裏でフォアが粒高だったので、あまりフォア側に打ち過ぎないようにしました。むやみに勝負するのではなく、バックでつなごうという意識をしていました。3ゲーム面は相手が攻撃を多くするようにしてきたので、それをさせないように攻め急いでしまった。最後は強いボールよりは深いボールを送ったことがいい方向に繋がった」とデビュー戦を振り返った。

中央大学でもダブルスを組んでいる森田と梅村は、Tリーグでも抜群のコンビネーションを見せる。2人で組んだダブルスは2勝0敗と負け知らず。梅村のデビュー戦となった9月7日の日本ペイントマレッツ戦でも、9月8日終了時点でシングルス5勝1敗のスターシニーと黄 郁雯のペアに2-1と勝利していた。

森田はシングルスも任されるなど、笹尾と共にシングルスの戦力となっている。

「普段からダブルスを組み慣れていますけど、初めて対戦する相手だったのでボールに慣れるのに時間がかかりました。しかし、最後は強気な姿勢でプレーすることができて良かった」と森田が話せば、ペアを組んだ梅村も「結構緊張しましたが、その中で勝てたのは良かった」とほっとした様子が伺える。

「このオレンジのユニフォームいいですね。格好いい」と二人揃ってユニフォームにも興味津々だ。

森田は第4マッチのシングルスにも出場していたが、スターシニーにストレートで敗戦。「私より一本多く返してくる選手に対して、早い段階で決定打を打てる練習とか作戦をもっと考えないといけない」と反省しきりだった。

早大と中大のエースが同じチームで戦うことはめずらしいことだ。
「Tリーグの中ではホーム感というか、いつもの雰囲気で戦うことができたので、逆に中央大学という敵ではありますが、すごく仲間という感じがして安心できました。楽しいです」(笹尾)
「普段敵同士でやっているところが一緒のチームということで面白い構成だなと。楽しいですね」(森田)
二人とも、Tリーグを心の底から楽しんでいる印象だった。Tリーグにおいて、彼女たちの成長に期待したい。

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11日の第1マッチは愛工大現役ペアVS.OBペアの対戦に

©マンティー・チダ

一方の男子は、出場機会に恵まれていないということもあり、女子に比べるとインパクトは落ちるが、T.T彩たまの松山/高見組は、愛知工業大時代の先輩である吉村和弘/吉田雅己組(岡山リベッツ)ペアにストレートで勝利を収めていた。

「僕自身まだ1勝もしていなかった中で、愛工大の先輩が対戦相手でちょっとやりづらいなと思いながら、あちらの方もやりづらいという気持ちもあるだろうから、それを信じてやりました」(松山)

「デビュー戦負けていて、今回は絶対勝ちたいと思っていた。相手が誰であろうと勝つ気持ちで臨みました」(高見)

「どんどん仕掛けていこう」と心に決めていた松山が積極的な姿勢を見せていく。二人とも落ち着いたコートさばきを見せて、序盤から先輩ペアをリードしていった。

「気持ちは焦っていましたが、緊張する相手でもないし、緊張する場でもなかったので、思い切ってやりました」(松山)

「やることは決まっていて、その分落ち着いてプレーできたかなと思います」(高見)

二人とも先輩ペアに対して、やるべきことに徹した勝利だったようだ。

第1ゲームを奪取して第2ゲームに入ると、出だしから先輩ペアにリードを許したが、何とか巻き返して4-5まで戻す。ここで岡山ベンチはタイムアウトをコールしたが、2人とも冷静だったようだ。

「1-5から4-5に戻せたところと、5-5から自分がチキータをミスしてしまったが、松山がカバーしてくれて良かった」(高見)
「1-4まで二人でミスもしてしまったが、第1ゲームを通して先輩の2人とも調子が良くなさそうだったので、自分たちが落ち着いてできれば追いつけると思ってやりました」(松山)

勝利したことに「嬉しい」と言葉を揃えた2人。これから大学に戻ってリーグ戦など連戦続きになるが、次に彼らをTリーグで見た時にどんなプレーをしてくれるのか、今からでも楽しみである。

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