【Tリーグ】KM東京・侯英超がマッチ勝利リーグトップ「まだまだ伸び代はある」

Tリーグ取材記事
©マンティー・チダ
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リーグトップのマッチ勝利数

まもなく2019-20シーズンのTリーグが再開される。男子は木下マイスター東京(KM東京)が首位を走っているが、ここまでチームを引っ張る選手は東京オリンピック男子シングルス代表の張本智和でもなく丹羽孝希でもない。というのも、張本や丹羽は東京オリンピックシングルス代表権を争うために、ワールドツアーなどへ出場を重ねていた。そのため、Tリーグの試合にはあまり出場できていない。シングルスに関して言えば張本が2勝3敗、丹羽が3勝2敗、そして4大会連続オリンピック出場を決めた水谷隼も4勝2敗と決して突出した成績を残しているわけでも無かった。

そんな中、昨シーズン途中からチームに加入した中国出身のカットマンであるホウ エイチョウ(侯英超)がチームを引っ張っている。以下の表は、ホウ・エイチョウのTリーグ通算の成績表である。

昨シーズンは、初登場から4連勝と快進撃を見せたが、その後4連敗を喫し、結局ファイナルも入れて6勝4敗でシーズンを終えた。しかし、今シーズンはリーグトップのマッチ勝利数10を稼ぎ、まさにチームを引っ張る存在である。

ホウは現在39歳で、6月には40歳を迎えるベテラン選手。特に日本人選手には相性が良く、Tリーグ通算11勝4敗であるが、唯一松平健太(T.T彩たま)には1勝2敗と負け越している。ただ、いずれにしてもホウの低い軌道のカットや床すれすれから振り上げられるフォアドライブに苦しんでいる日本人選手が多いことは現実のようだ。

昨年7月から8月にかけて行われた全中国選手権で、ホウは男子シングルスで19年ぶりの優勝を達成した。許昕、樊振東、馬龍といった世界ランカーは欠場していたが、梁靖崑や王楚欽といった選手を一蹴しタイトルを獲得する。

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まだまだ伸び代はある

©マンティー・チダ

2019年12月5日のTリーグ終了後に取材する機会があった。その時は松平健太に初めて勝った試合で感想を求めてみると、自分の事よりも「若手二人(田添健汰と宇田幸矢)の活躍がすごく嬉しい」と話す。そう、チームの練習でも名前の出た2人も含め、様々な選手と会話をしているシーンを目にする。そして、試合中は終始厳しい表情なのだが、勝利が決まった瞬間では思いっきり右手の拳を上げて喜びを最大限に表現するのだ。さらに、ネットすれすれに繰り出される球質の重たいカットで試合を進めるのかと思えば、床面すれすれから振り上げられるフォアドライブは少し変化をしながら、相手の深い位置に入っていく。カットとドライブの使い分けが絶妙で、特にドライブでは一気に仕留めていくのだ。

この日は松平に初勝利したが、12月30日に再戦しストレート負けを喫している。「松平に関してはやりづらさを感じないが、他の選手に比べたらラリーが続くので簡単に点数を取れないです」と厳しさを自覚しているようだ。

ただ、松平以外の日本人選手は、ホウエイチョウを攻略できているとは言えない状況だ。「すごくレベルアップしてきましたが、私みたいな年齢で、カットマンという戦型において試合をこんなに勝てたという事はまだまだ伸び代があるということ。また強くなると思います」とベテランカットマンでありながら、まだまだ成長中のようだ。

T.T彩たまにもベテランカットマンのパナギオティス・ジオニスが加入し、早速張本と丹羽に勝利して、チームの勝利に貢献した。各チームそれぞれカットマンが加入して、Tリーグでは世界で活躍する様々な戦型の選手を見られる環境となってきた。

「世界中のカットマンがTリーグに集まって欲しい。あとは彼らの戦績次第です」

ホウもTリーグで多くのカットマンが揃う事を期待している。カットマンが引っ張るディフェンディングチャンピオンにも注目だし、ホウエイチョウ自身もどこまで勝利を積み重ねられるのか、それに立ちはだかる日本人選手が更に現れるのか?注目してみたい。

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