【全日本学生選抜強化】松山祐季が髙見真己との壮絶なラリー戦を制して優勝

スポンサーリンク
国内大会取材記事
©マンティー・チダ
スポンサーリンク
仲介手数料無料のアパート紹介

文 マンティー・チダ

2020年(令和2年度) 全日本学生選抜強化大会は11月29日、横浜武道館で男子シングルス決勝を行い、松山祐季が髙見真己との愛知工業大学対決を制して優勝を決めた。

準決勝で優勝候補筆頭の戸上隼輔(明治大学)をフルゲームで退けた松山と、同じく明治大学の1年生宮川昌大をフルゲームの末に下した髙見の一戦は壮絶なラリーの連続だった。

スポンサーリンク

松山祐季が激しいラリーを制する

左:松山祐季 右:髙見真己 ©マンティー・チダ

第1ゲーム、松山は髙見にラリーを制されて1-5とされたが、積極策が効いて6-5と逆転する。

その後はシーソーゲームとなりデュースへ。12-12から、早めの勝負に出た松山が14-12で抜け出して先制に成功する。

第2ゲーム、松山は五分に戻したい髙見に4連続失点を喫するが、フォアで得点し追随する。

しかし、バックを中心に試合を展開した髙見に終始主導権を握られ、6-11と髙見に取り返されてゲームカウント1-1とされた。

第3ゲームに入っても、松山は追い付いてきた髙見の勢いでペースを握られるなど1-5とリードを許す。

しかし、ラリーを制してきっかけを作った松山が一気に上昇ムード。

エッジボールとラッキーな場面もあり、5-5の同点まで持ち込む。

一時は髙見に6-8と抜け出されるが、ラリーで得点を決めて勢いに乗り4連続得点をあげるなど、11-9で制して優勝まであと1ゲームとした。

第4ゲームでは髙見に6-11で取られると、勝負はファイナルゲームへ。

序盤からサーブやラリーで3-1と主導権を奪う松山に対して、髙見はタイムアウトをコール。

ここからは一進一退の攻防で7-7までスコアが進んだが、最後は松山がバックラリーで制するなど一気に11-7と試合を決めて、優勝を飾った。

スポンサーリンク

「球の慣れ合いでずっとあんなラリーになります」松山祐季

©マンティー・チダ

松山は髙見との壮絶なラリー戦を制した。

松山と髙見はともに愛知工業大学へ通い、TリーグでもT.T彩たまでプレーする。

Tリーグで出場するときはダブルスで出場する機会が多く、対外的に試合をする機会はあまり無かったと思われる。

Tリーグを見ている限り、2人とも早めに勝負を決めるタイプと思っていたが、松山は「毎日(髙見と)一緒に練習するし、ダブルスも一緒に組んでいるので、球の慣れ合いでずっとあんなラリーになります」と練習ではラリー戦になる事を明かした。

松山は、準決勝で今大会優勝候補の戸上隼輔(明治大学/琉球)と対戦し、フルゲームの末に勝利を手にする。

「戸上戦は正直勝てると思っていなかった」と負けを覚悟していた松山だったが、相手のミスもあって本人的に「なんか勝っちゃった」とノンプレッシャーの状況で試合に臨んでいた。

そして決勝に勝ち上がると、今度は普段から練習で顔を合わせる髙見が相手で意識はするものかと思われたが、意外にも「髙見の方が僕に苦手意識があると思います」という答えが返ってくる。

「もう髙見とは何十試合もやっていて、髙見の方が僕に苦手意識があると思いますから。嫌だと思っていただろうし、僕はそんなに考えていませんでした」とむしろ髙見に分が悪いと考えていた。

しかし、試合終盤になっていくと、松山も力みからミスショットを繰り返し、天を仰ぐシーンも見られる。

「全国の決勝ですから。高見には最近結構勝っていたので、負けるのは嫌だなと思いました。そういう気持ちは少し出ていて力んでいた」と認めながらも勝つことに闘志を燃やす。

今大会は学生卓球界にとって、最初で最後の全国大会だった。なかなか実戦感覚が戻らない中、Tリーグや日本リーグで実戦を積んできた松山らが上位を占める結果となった。

「試合を重ねるごとにどんどん調子が良くなった。このチャンスは生かさないといけない」と松山は虎視眈々とこのタイトルに照準を合わせ、きっちり結果を残した。

Tリーグや全日本選手権大会の活躍に期待したい。

今大会は昨年の全日本選抜に続き、愛知工業大学勢が決勝に駆け上がった。

来年は関東勢をはじめとした他地区の選手たちの活躍にも目が離せないだろう。

女子はカットマンの黒野葵衣(早稲田大学)がフルゲームの連戦もものともせず、優勝を飾った。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
[colwrap][col2] [/col2][col2] [/col2][/colwrap]
国内大会取材記事
スポンサーリンク
Takkyuu DEUCE(卓球DEUCE)をフォローする
卓球専用メディア【Takkyuu DEUCE(卓球DEUCE)】

コメント