スタンフォード大・佐々木麟太郎、報道陣を魅了する神対応

米国のスタンフォード大学に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が、9日、岩手県花巻市内で公開練習を行い、その対応の素晴らしさで報道陣を魅了した。
40人以上の報道陣が集まる中、豪快なバッティングを披露
この日、佐々木の練習を取材しようと40人以上の報道関係者が集まった。特にフリー打撃では、左打ちの彼のスイングを撮影しようと、多くのカメラが左翼側に集中。中にはファウルラインを越えて撮影するメディアもいた。しかし、佐々木はそれに動じることなく、右翼から中堅の右方向へ豪快な柵越えを連発。左翼方向には打球を飛ばさず、巧みに画を作り出した。
細やかな気遣いとユーモアあふれる対応
練習後には、報道陣に対し「皆さん、どうぞ座って休みながら」と一塁側ベンチに座るよう促し、自身は立ったまま取材対応を行った。その姿勢は終始丁寧で、記者からの質問にひとつひとつ真摯に答えた。
そして、最後にはアメリカで培ったユーモアを交えたジョークで場を和ませた。
「サマーリーグに向けてアメリカに戻る前に、日本の味を楽しみたいと思って味噌ラーメンを頼んだんです。でも、出てきたのは豆腐とネギ、ワカメがたっぷり入ったもの。その中にラーメンが少し浮いていて…それって味噌ラーメンじゃなくて味噌汁ラーメンじゃないかって(笑)。ちょっと切なくなりましたね。」
この軽妙なジョークに報道陣は笑い、場の雰囲気は一気に和やかになった。緊張感のある取材の場においても、周囲への気遣いを忘れず、ユーモアを交えながら対応する姿勢が印象的だった。
アメリカでのさらなる飛躍に期待
スタンフォード大学へ進学し、新たな挑戦に挑む佐々木麟太郎。彼の卓越したバッティング技術だけでなく、人間性やコミュニケーション力の高さも注目される要素の一つとなっている。今後、アメリカの舞台でどのように成長し、活躍していくのか、多くのファンが期待を寄せている。
彼の未来に目が離せない。