3歳馬チャンピオンのシーズン開幕!ケンタッキーダービーへの道が本格化

3歳馬チャンピオンのシーズン開幕!ケンタッキーダービーへの道が本格化

今週末の競馬では、2024年の最優秀2歳馬チャンピオンであるシチズン・ブルが、サンタアニタ競馬場のロバート・B・ルイスステークスで3歳シーズンのデビューを果たす。さらに、アケダクト競馬場でのウィザーズステークスや、ガルフストリームパークのホーリーブルステークスといった注目のレースが行われ、いずれも遅咲きの有望馬が多数出走する予定だ。

これらのレースの勝者には、ケンタッキーダービー出走への重要な20ポイントが与えられる。さらに、ケンタッキーオークスの予選レースも同時開催され、5月初旬の本番へ向けて勢力図が明らかになってくるだろう。

また、古馬によるグレード戦も各地で開催されるほか、中国の旧正月を祝う週末には、4歳馬による香港ダービーシリーズの初戦も行われる予定だ。

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ケンタッキーダービーへの道

2024年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを制し、2歳エクリプス賞を獲得したシチズン・ブルが、土曜日のサンタアニタ競馬場で行われるグレードIIIのロバート・B・ルイスステークス(総賞金25万ドル)で3歳初戦を迎える。

父イントゥミスチーフのこの若馬は、調教でも素晴らしい動きを見せており、ボブ・バファート厩舎からは、最近の未勝利戦を勝ち上がったロドリゲスとマダケットロードの2頭も出走予定だ。

この1マイル戦には、他に2頭が出走を予定しており、ウェスリー・ウォード厩舎のクロックタワーは芝からダートへ転向する形となる。また、バレンタインズキャンディは、オープン戦への初挑戦となる。

一方、アケダクト競馬場で行われるグレードIIIウィザーズステークス(総賞金25万ドル)には、前走オークローンパークのスマーティジョーンズステークスで2着だったモークオリティが参戦。1マイル1/8のこのレースには、前走のジェロームステークスで2着だったオマハオマハや、有望な未勝利勝ち馬が多数エントリーしており、今後のクラシック戦線に向けて重要な一戦となる。

ガルフストリームパークで開催されるグレードIIIホーリーブルステークス(総賞金26万5000ドル)には、7頭の3歳馬が登録。そのうち4頭は未勝利戦を制したばかりの馬であり、残る3頭にとっては、初期の成功が本物かどうかを試す機会となる。

中でも注目されるのは、1月4日に地元のムチョマチョマンステークスで勝利を収めたガンズローデッド。この1マイル1/16のレースでも、その実力が試されることになりそうだ。

クラシック戦線が本格化する中、今週末の結果が、5月のケンタッキーダービーやケンタッキーオークスの出走馬選びに大きく影響を与える可能性が高い。今後のレース展開に注目したい

Tomoko Tanaka